蒔いた種を刈り取る



いつだったか東京へ見に行ったとある演劇の中でのセリフ



「自分で蒔いた種は 自分で刈り取るもの」



という言葉が劇中に何度も出てきて未だにふっと浮かんでくるので今回はその話をします


「自分で蒔いた種でしょ」って


何か良くないことが起こったときに


「それは自業自得でしょ」


的な表現で使われることが多いような気がしますが


良くないことだけに偏った意味だけじゃなく


とても奥が深い意味を持つ言葉なんじゃないかなと思うんです


結論を言うと


私たちの今日一日は過去に蒔いた種の結果で成り立っているんじゃないかと。


「良い一日だった」という充足感を感じられのは

今日までコツコツ良い種を蒔いて育ててきたから。


逆に


良くない一日だったなーとがっかりする一日だったときは

自分の行いを見直す必要があるというよくない種を蒔いた結果。





それからこの言葉と似ているようなのが


「引き寄せの法則」でしょうか




でも私はこの言葉を聞くと、もやっとした違和感を感じるんですよねー


どうして違和感を覚えるのか 今回考察してみたのですが


たぶんそこには「結果第一主義で謙虚さや感謝がない


気がするからでしょうか?感覚的にですけど。


最初から良い結果を期待して良いことをするのは


なんかちょっと違うんじゃないかなーと思います。


例えばですが・・・誰かにごはんをご馳走したとして


「え?ほんと?やっぱ私持ってるわ~!また幸運引き寄せちゃった!」とか言われた日にゃ

あたいハトが豆鉄砲フェイスになる絶対(笑)




楽して豊かなものを引き寄せているんじゃなくて

自分から放ったものが単純に自分に返ってきているだけですよね?


それに知識は人を救わずで 自己啓発本ノウハウよりも自分の素直な直感が何よりも大事だと思うなあ~


家庭菜園をやったことのある方ならわかると思いますが


どんな種も蒔いてみないとどんな芽が出るかはわかりませんし


発芽さえしない種だってあります



それに芽が出るまでは時間も必要です


その種が発芽するのに適した季節で


適した土と水とがちょうどよく与えられていれば


いつか何かが実るでしょう


ですが


「そろそろ根がでた頃かな?」と気にかけすぎて


しょっちゅう土から引っこ抜いてたら 育つはずのものも育ちません


もちろんこれは比喩ですが(笑)


人間関係でも


仕事でも


趣味でも


子育てでも


すべて同じ事だと思います





わたしが思う良い種を蒔く行為とは



なるべく良い心がけをし

自然できれいな言葉遣いで

人や自分に優しい行いをすること


そして 


今与えられた仕事に責任をもって継続すること


自分が本当にやりたいことができているときは

 近道したいとか損得とかは気にならないと思いますから  


私はまだまだ至らない事ばかりですが

なるべくこのよい種を蒔けるようにしたいなーと日々努力しています


このブログも書きたいから書いてますし続けています


すると素敵な出会いもあったりするのでとても嬉しいです


結果を期待しないで、種まきをしているうちに


想像もつかない新しい発見や感動が味わえるかもしれませんしね


焦らず一日を大事に生きたいと思います