宇宙人との約束②
前回書いた
・正気に戻り目が覚めていく子供たちが見たものは・・・・
この続きから書いていきます
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子供 たち
「あれ~?へんだな~」
「ここ~どこ~?」
「ぼーっとしてて何が何だかわかんないよ~」
宇宙人を見た子供の一人が
「うえー!う、う、宇宙人だあー!!!」
宇宙人
「怖がらなくてもいいのです、私たちは宇宙人です」
子供たち
「そうか!私たちが見たのは空飛ぶ円盤だったんだ!」
「宇宙人って本当にいたんだね!」
「あの~何星人ですか?」
宇宙人
「私たちはユニバース星人です」
子供
「何してるの?何しにきたの?」
宇宙人
「ある目的があってきたんです」
子供
「どんな目的?」
宇宙人
「・・・教える事、できません」
子供
「なーんだ、つまんないの~」
宇宙人
「・・・いや、教えてあげよう」
宇宙人
「!それでは私たちの計画が・・・」
宇宙人
「心配いりません。計画が知られても地球人たちには手も足もでないでしょう・・・
私たちは地球上の植物や動物たちを守るためにやってきたのです。」
子供
「守るってどうゆうこと?」
宇宙人
「君たちも知っているように今どんどん木が切られたり動物の数もどんどん減っています」
宇宙人
「このままではそのうちこの星から動物や植物が無くなってしまうでしょう」
「そこでこの地球上の木や動物をわたしたちのユニバース星へ移すのです」
子供たち全員
「ええええーーーーっ!!!」 と動揺
宇宙人
「そして私たちの星に地球の園(その)を作る計画です」
子供「地球の園?」
宇宙人
「私たちの星には木や草も生えていません。動物もいません。
だから地球の植物や動物が大変珍しいのです」
宇宙人
「私たちの星で大事に大事に育てます、心配いりません」
子供
「そんなのずるいよ!地球の植物や動物はみんな地球のものじゃないか!!」
宇宙人
「それは違います。 地球のものはすべて宇宙のものです」
「地球人はそれを忘れ、自然を自分たちのものと思い、勝手なことをしているのです。」
子供
「地球から木が無くなったら、私たちどうなっちゃうの?」
子供
「よくわからないけど、大変なことになっちゃうんじゃないの?」
宇宙人
「そうです、それを知っていて地球人は自然を壊しているのです!」
宇宙人
「それに核戦争はいつ始まるかわかりません。そうなったら地球上の生き物は全滅するでしょう。」
子供
「やめろよ!おどかすなよ!」
「核戦争なんて起こるわけないよ!」
宇宙人
「地球人は皆そう思っているようですが、私たちの調べたところによるとこのままでは 必ず核戦争になるでしょう。」
子供
「それじゃあさ、私たちもユニバース星へ連れてってもらおうよ!」
子供
「私も行ってみたい!ねえ、連れてってよ!」
「僕って頭もいいし、体も丈夫だから役に立つよ!」
宇宙人
「それはできません。地球人は意地悪をしたり喧嘩をしたり戦争したりするのが 好きな生き物だからねえ・・・私たちの平和な星に戦争や憎しみを持ち込まれてはたまりません」
子供
「地球人の事をそんな風に悪く言うの、やめてください! 地球人は本当はみんないい人なんです!」
子供
「そうだよ!本気で森や木を守ろうとしてる人もいるんだからね!」
子供
「動物たちを守ろうとしてる人たちだっているんだからな!」
子供
「それに核戦争だって起こりっこないわよ!世界各国の国の代表者が集まって 核戦争が起こらないように話し合ってるんだからね!」
宇宙人
「そのことなら私たちも知っています。でもそれはわずかな地球人だけです。」
子供
「それは確かに今は戦争もしてるし、木はやたらに切られたり動物がむやみに殺されたりしてるけど・・・」
子供
「でも僕たちが大人になったら、きっと立派な地球にしてみせるからそれまで待ってください」
宇宙人
「地球人の言うこと、信じられません」
宇宙人
「私たちは知っています、地球人はだますことの上手い生き物だということを!」
宇宙人
「我々は30年待ちました。でもこの星は悪くなるばかりです。」
宇宙人
「我々宇宙から見ると地球上のすべての生き物は大変貴重なもので宝物なのです。 宝物がただ失われていくのをただ見ているわけにはいきません」
子供
「じゃあ地球人はどうなってもいいっていうの?」
宇宙人
「自業自得というものです。」
子供たち
「そんなのひどいよ!ひどいよ!」
子供
「お願いです!考え直してください!お願いです!」
首を横に振り拒否する宇宙人たち
子供
「じゃあ、こうしてよ!その計画、ちょっとだけ待って? あと・・・20年!」
再び拒否する宇宙人たち
子供
「・・・10年でもいいから!!!」
全員で
「お願いします!!!」頭を下げて頼み込む
宇宙人たちが一旦集まり、コソコソと話し合う
宇宙人
「きみたちの地球を愛する真剣な気持ち、良くわかりました。
私たちのプロジェクト「地球の園計画」を先に延ばすことにします」
子供たち
「わーーーーい!!!良かったね!」
宇宙人
「君たちが大人になるまで待つことにします」
子供
「私たち、責任重いね!しっかりしないとね!」
子供たち
「うん!任せておけって!」
宇宙人
「では、私たちは退散しよう」
宇宙人
「君たちの活躍を遠い星の彼方から見守っています」
子供たち全員
「きっとこの地球を素晴らしい星にしてみせます!」
子供
「約束します、見ていてください!」
では・・・と手を振りながら円盤で去っていくユニバース星人たち
子供たち全員で
「約束、絶対守ろうね!」
そしてネバーエンディングストーリーの曲が再び流れて劇が終わる
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このように、この劇にはかなり深いメッセージが含まれてることがおわかりいただけましたか?
ちょっと長かったので感想やまとめはまた次回・・・
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