水素水ブームについて②


水素水や還元水、アルカリ水も 確かに飲み始めると体調がよくなるようです


ただし 最初だけだろうと思います(個人差はありますが 大体1週間くらい)


これは 体内の酸性気味だったPHが 一時だけ 中性や弱アルカリの適正PHになるからです

ただし飲み続けると 体は酸欠状態になりますし胃腸が弱くなってくる可能性があります


私も昔 還元水を飲んでいたことがあるのですが

ある日を境に突然 もう飲みたくない!と身体が拒絶したのを覚えています



以前の記事ではやんわりと予測で書いていたことが 

やっぱりな~の確信に変わったのでちょっとご紹介します


こちらの雑誌の中で水素水のからくりについて 

わかりやすく書かれていましたのでご紹介します



「水素水にのめり込む 大手メーカーの品格」


以下文章から一部抜粋


水素水を販売している大手、伊藤園の広報担当者によれば 


「水素水はあくまでも清涼飲料水で 体に良いとは言っていません」


~中略


体に良いとは言っていないとしながら 


伊藤園の謳い文句は「業界トップクラスの高濃度」


水素が抜けにくいアルミパウチを使い、特許を取った「水素封入方式」で充填している


茶カテキンなどの研究所を持つ伊藤園自らが水素についての研究を行い、


トクホを取るなどの予定はなく、外部の研究者が論文を出してくれるのを期待しているという。


水素水市場は前年比3割増、市場規模は150億円とも200億円とも言われ、


水素水生成器大手日本トリムの株価上昇、中京医薬品の水素水売り上げ好調を理由とした


経常利益上方修正のニュースも出る中、効果は謳わず、


研究はせずとも「消費者の勝手な期待感」を付加価値として


「コストはかけずに水を高く売る」というのが伊藤園の戦略のようだ。



そして水道の蛇口に取り付ける水素水生成器を販売している


パナソニックのマーケティング関係者は


「ええ、できあがった水素水はアルカリイオン水と同じですよ」とコメント。


パナソニックは1980年ごろから「アルカリイオン整水器」を販売しているが、


水を電解してアルカリ水を作る過程で、水素も発生することは以前から認識していた。


水素水は身体に良いという話が広まると 13年10月「還元水素水生成器」の販売を開始


パナソニックによれば、水素水生成器とアルカリイオン整水器の基本構造、基本原理は

「全く同じ」


しかし価格は全く異なる。


ルカリイオン整水器は、普及帯は電極3枚で3万円台、


電極7枚の最上位機種は水素チャージボタンがないだけで実売8万円を切るのに


水素水生成器は同じ電極7枚で17万円、初代機種も12万円と極めて高額


(いずれも価格比較サイト 「価格ドットコム」の平均価格)


水素水生成器の売れ行き(台数ベース)は15年度が13年度の4倍と好調だ。



アルカリイオン整水器(法律上の名称は電解水生成器)の薬事法承認は1960年代と古く、


「慢性下痢、消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多に有効である」と歌うことができる。


効果の機序ははっきりせず、現在では効果そのものも危ぶまれているが90年代には


 成人病、アトピー、がん などに効くといった表示まで氾濫し、


厚生省(当時)が不適切広告を禁止する通知を出すに至っている。


~中略


論文として発表されているデータは細胞実験や動物実験と、


母数の少ない試験的な臨床試験のみ。


治験が始まっているとも聞くが、実用レベルでの効果や安全性はまだ確認されていない。



引用終わり



上の記事を読んでどう思いますか?


ざっくりまとめると


:消費者が勝手に誤解して体に良いと思い込んでるだけで 

こっちはそんなこと言った覚えはない


:アルカリ整水器と全く一緒だけど、水素水って名前つけたほうが高く売れるから売ってる


これらを販売する企業側が悪いと思いますか?


しかし企業は消費者の求めるもの、より売れるものを作って売るのは当然だと思うのです


じゃあ消費者が悪い? 


それとも 論文を書いた学者が悪い?


そうではないと思うんですね


今回水素水ブームのお蔭で 水の大切さに意識が向くようになったことや


目に見えないものへの関心が高くなったことは良い結果だったかもしれませんね


自分を含めて現代の人たちは どうも中心軸がずれているようなのです


だから 陰であるアルカリ、物質的な価値観に偏ってしまう


全てのものにとって水素も酸素も陰も陽もどちらも大事です


なるべく 自然に近い中庸的なバランスを心掛け


何事もほどほどに、心穏やかに生活していれば健康の問題は起こらないのかもな~と思うのです


そして


どうすればよりよく生きられるんだろう ということを


他者に依存せず 自分で求めて初めて見つかるものだと思います



私自身 辛くて苦しい体験や多様な人との関わりを経て今があるので


かつて偏ってきた体験も 決して無駄ではなかったなと思っています


大事なのは 体験したことから学び取り 


識別していく知恵を身に着けていくことなのかなと思います


何だか偉そうなことをたくさん書きましたが 


ただの素人のつぶやきだと思って深刻にならないでくださいね


今日は営業の合間に頑張って書いたので 


もしかして明日は更新サボるかもしれませんw


ここまで長文よんでくださって ありがとうございました