酸素100%は危ない

酸素の重要性をお伝えしてきました


酸素はもちろん大事です



酸素100%の酸素を吸うのは危ないんです


実はこんな事件が実際にあったようです


1988年 東京 世田谷区経堂で酸素吸入中の女性が煙草に火をつけようとライターのスイッチを押したら 突然炎が燃え上がって顔と両足にや火傷をおいました。

自宅で酸素療法をしていた人の事故です。

この事故をうけて1989年6月12日に東京消防庁が実験をしました

それによると 40%の酸素だと酸素カテーテルが炎を上げて燃え、100%酸素だと酸素カテーテルだけでなく、チューブなどもあっという間に燃えてしまったそうです。

(諏訪邦夫ー酸素はからだになぜ大切かー)より引用



さて 

まず 真っ先に言いたいことは


酸素吸入中にタバコを吸ってはいけません!


しかし 調べて見ると 意外とこの手の火災事故が多いらしいです


もしも地球で酸素が100%だったら火の海ですよ


空気中に20%酸素があっても燃えないのは


酸素と窒素が常に一緒にあるからです


窒素は燃えにくい性質があります


では酸素100%ってどのような状況で起こるのかというと


実は 酸素ガスのことを言います


病院などで自力呼吸ができない患者さんのためにある酸素マスクや


市販で売られている吸入式の酸素ボンベなどは100%酸素ガスです


長く吸っても健康にはよくありません


簡単に理由を言うと不自然に作られた単体の化学物質だからです


反対に


100%などの単体ではなくバランスが保たれたものや自然界のものは安全です


ROWANでも使っている酸素濃縮器は 酸素濃度最大92%に対して残りの8%は

アルゴンなどの微量元素を含んでいるので安全なのです


この8%の役割は非常に大きいようです



どんなものも単体だけでできている合成物質を取るのは危ないですよ



酸素について調べてると 必ず出てくる


「酸素の吸い過ぎは活性酸素の原因になるので 酸素は毒である」

という説


自然のバランスの酸素を吸うことが毒になるはずがありません


活性酸素という言葉自体も大きな誤解があります


酸素と窒素は常にペアで存在しています


本当は酸素じゃなくて窒素が悪さをしているにもかかわらず

ではなぜ酸素が悪者になったのか


あくまで個人的な予想ですが 窒素を悪とすると 

窒素肥料が売れなくなるからだったんじゃないかな?と

思うのは考え過ぎですかね?


実際に窒素の豊富な牧草を食べた牛が突然死するぽっくり病という病気があります


これは 体内の窒素と動物性タンパクが結合して窒素酸という毒ガスがでるために

死んでしまうんだそうです



今でも「活性酸素」信仰は根強いです

 

この言葉によってたくさんの健康食品などが販売されていますが


売っている人も買っている人も「活性酸素」が何かを理解している人は自分も含めて

かなり少ないように思います



まだまだ勉強不足ですが 思い込みや常識に惑わされず


経験や直感、腑に落ちた正しいと思える情報をできるだけお伝えしたいと思います